流動2001

社会情勢論考サイト

政治屋小沢一郎は小心物

12日朝日新聞に、「金丸氏回想録出版、350人が出席」という記事が掲載されていた。昔よく耳にした政治家の名前である。そして、年配のほとんどの方は、佐川急便ヤミ献金問題で政治の世界を去ったことを知っている。そして、金丸信と言えば小沢一郎の名前が必ず出てくるといわれる位にその関係は有名である。

因みに、読売新聞のタイトルは、『「金丸氏の光も後世に」死後14年目伝記パーティーに大物続々』とある。最近耳慣れない言葉に「大物」という言葉が使われている。記事にはその面々の名前が書かれているので参考に引用してみる。
 
自民党の金丸信・元副総裁の一生を記述した伝記「人間金丸信の生涯」の出版記念パーティーが11日、昭和町内で開催された。パーティーには横内知事のほか、民主党の渡部恒三・元衆院副議長、自民党の青木幹雄・前参院議員会長、綿貫民輔・元衆院議長、野中広務・元自民党幹事長らが出席し、「キングメーカー」「政界のドン」などと言われた金丸氏をしのんだ。

成程、昔、本人たちにとってはよき時代に活躍した先生たちの名前が紹介されている。当然、今も現役で活躍されている。しかし、ふと小沢一郎・民主党幹事長の名前が見当たらないのに気がついた。聞き及んでいる話では、小沢氏の政治の師匠は、田中角栄の下で薫陶を受け、金丸信の寵愛を一身に受け政界で力を蓄え、また、実質的に政治力を行使してきたとなっている。時には総理大臣を凌ぐ権勢を誇り「剛腕」と呼ばれたり、さながら「闇将軍」のようだとある。然らば、このブログタイトルにある「小心物」とは全く違う、超大物政治家ということになる。それならばどうして「小心物」というのか・・・・。
(つづく)

3月12日痛いニュース
➤民主と公明の「接近」 「さらば社民」の布石?
➤民公政権が成立する日 「自公より自然」説も
➤「全面を」農家反発/大蘇ダム部分改修

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社民党は連立を離脱せよ

社民党は連立を離脱して参議院選に臨むべきである。5日の参院予算委員会で社民党の山内徳信参院議員からの要請があった。『「首相の公約は県外・国外だった。沖縄県民を裏切らないように5月いっぱいに県外・国外の方針を鳩山内閣として決定してほしい」と述べたところ、首相は「そのようにいたします」とうっかり約束。』(普天間移設先で首相 「県外・国外」をうっかり約束!?)、しかし、その後の答弁で『訂正する。申し訳ない。ゼロベースだ。』と回答している。そして、6日、鳩山首相が『普天間移設、5月末解決に「覚悟持って臨む」 鳩山首相』その決意を述べた。

特に今年に入りこの内容の答弁が繰り返されてきた訳だが、とうとう政府案(政府が米軍キャンプ・シュワブ(同県名護市)陸上部への1500メートル級滑走路建設)が出された訳だが、この政府方針をめぐって社民党は内輪もめになっていると前々から伝えられていた。8日産経新聞はその現状を『「普天間」重大局面なのに… 内輪もめで大荒れの社民』というタイトル記事で報道している。もともと、福島瑞穂代表と阿部知子政審会長は犬猿の仲だが、今回は連立の糸で辛うじてそのバランスを保っている、国民新党との兼ね合いでぐっと我慢しているというのが現状である。

社民党案として、沖縄基地問題検討委員会に提示する「県外」移設案は、阿部氏の個人案として明記されるという、なんとも不甲斐ない体裁での委員会提出になる。沖縄基地問題検討委員会での建前は、連立政党としての責務であり、三党で出された案を修正合意するものでしかない。つまり、国民新党は県内案、政府案と基本的な合意の位置にある。9日のnews.tbs「普天間、社民・国民新が移設案を提示」の記事がその内容を伝えている。

『国民新党は嘉手納基地への統合と、名護市キャンプシュワブの陸上部に滑走路を建設するという、いずれも暫定的に「沖縄県内」で移設する案を提示しました。

 「私たちは自分が出した案が現実可能性で、将来の沖縄県民のためになると思っておりますから」(国民新党・下地幹郎 国対委員長)』

さらに、社民党阿部個人案の県外案については、先手を打たれて候補地からの抗議、声明が出されている。
普天間移設の佐賀空港案に抗議 社民県連

確かに連立離脱は、政党にとって一口話ではいかない。また、せっかくの大臣椅子、もうあり得ないと考えるのが普通の判断で、各々そう簡単に手放すわけにはいかない。さらに、参議院選挙を睨んだ場合、離脱は避けるべきとの政党判断が普通であろう。しかし、我が身の置かれている状況をじっくりと考えたら、既に民主党から連立を切られている(現在、社民党抜きの民主党系会派だけで過半数に達している)のと同じ状態になっていることを承知するべきだろう。当然承知済であるこの厳然たる現実に対して、最後の足掻きのような連立延命策、さらに選挙対策など弄することによる内輪もめ、理念の棚上げ、余所での洗濯など節操の無さを敢えて披露している場合ではないだろう。

参議院選での一人でも多い議席の欲しいのはよく理解できる。しかし、現況の段階で、新社会党の原和美氏を担いで(新社会党と社会民主党の協力〜原和美氏社民公認で比例へ)議席を獲得して展望をどのように訴えるつもりか、その真意を図りかねる。どうしても国会議員になりたいという念願の原和美氏かもしれないが、しかし、連立での社民党でどのように新社会党の党是を実現するのか、社民党からの除名処分、袂を分かち14年、その肝っ玉が筆者には理解できない。筆者の理解などどうでもよいことだが、理解する範囲においても、連立と相容れない体質は社民党よりもキツイはずだ。

悪いことは言わない、老婆心ながらきっちり社民党に申し上げておく。鳩山政権は県内移設で決着をはかるだろう。当然、県外・国外移設が党是の社民党は決断を迫られる。その時に及んで、見苦しい内輪もめによるまたかの分裂になる前に、先手を打って、きっちりと離脱宣言を出して粛々と大臣の椅子を明け渡す心の準備をしておくように。

なお、参考に原和美さん《兵庫1区(神戸市東灘区、灘区、中央区・無所属・新=新社会党、社民党近畿ブロック、みどり関西推薦)》の第45回総選挙での健闘ぶりを伝えている週刊・新社会の記事を掲載する。「原和美さん健闘


3月9日痛いニュース
➤普天間、社民・国民新が移設案を提示
➤名護市議会、陸上案反対意見書を可決
➤鳩山首相が余裕の笑み? 「普天間移設」ウルトラ逆転案とは
➤普天間移設、地元説得は難航必至
➤愛子さま学習院不登校 学校側「学級崩壊」否定
➤愛子さま不登校問題 「騒ぎすぎ」なのか

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皇太子妃殿下のご病状8

最後に
再チャレンジが許されない状況に身を置き、皇太子妃殿下以外の人格が許されないとすれば、恐らく病気の回復は東宮職医師団が診る『さらなる時間が必要である』ことは自明のことであろう。「2.今後の展望」で東宮職医師団が一定の結論を述べている、『妃殿下がご自身のご活動に自信を回復されるようになるためには,安心してご活動いただける環境も重要です。』というものだ。それは、『私的活動を増やす』、『三殿下での団欒などの家庭的なご活動』、『妃殿下ご自身のご友人との交流』ということであるが、この説明は医師団としての限界を吐露しているだけで、私たちに対する説得力ある説明とは程遠いものだ。何故ならば、雅子さんには、一般民間人として生きることが許されていないことが最前提にある、医師団の指摘は、ど素人の診たてと同じようなものだからである。

話は変わり、個人的なことで恐縮する次第だが、長年生きてきていろいろ難題だらけで巧く解決できないことばかりの人生を振り返り、その中でも、相変わらず一番困っていることは、自分という存在が未だにすっきり把握、理解出来ないでいることだ。前述した「填り役、当たり役」など程遠い存在として、それでも思っていたこととは裏腹の辛うじて専門職と言えない労働を繰り返すだけの人生で、今後もどうなるか予測できないでいる自分とは、人間いかにも身勝手な存在なのだと漠然とながら思う日々が続いている。そして、その代償に「貧しさ」、「孤独」が常に付きまとい不甲斐なさを体験している。しかし、それでも生きることができているのは、何らかの日常における選択という自分に出会えるからだと納得している次第だが、こと妃殿下となるとそうはいかない。「選択」がなく、あるのは「孤独」だけということだ。この状況は、ムンクの「不安」そのものだ。それでも、不安を生きられるのは、雅子さんには家族があるということに尽きる。

そこで、下種の筆者などが思うことは、いかに他人のカネで飯を食うということの試練は、測り知れない無の力が潜んでいるのかという実感である。全ての人は、労働による「生きる」を生活している。雅子さんもそうであったし、人並み以上の能力で生活力が無限だと自信を持っていただろう。しかし、今の雅子さんには、その労働の実感が持てないでいる。これが本来の不幸の始まりである。
家族3人が平穏であればよいという心境は、必ずしも本人の得心の行くところではない筈だ。妻として、母親として、それ以上に人間として社会と関係性をつくらなければとの思いは、他の人以上に感じているところだろう。

しかし、現状では『安心してご活動いただける環境』は整わないというのが実態である。然らば、病気の回復はみられないことになりかねない。そこで、筆者は真摯に考え遍いた結果、特効薬として、大胆な荒技の対処法を提言したい。それは、「皇族」と「宮内庁」を分離することである。そして、各々の立場で生業を模索することが最善の対処法になる。また、「皇族」と「日本」の将来にとって最善の結果をもたらすと考える。

馬鹿な突拍子もない実現できない話も休み休み言えと一蹴されるが、この馬鹿な話を実現できない世の中で、その意思すらみせない糞詰まりを続けているかぎり、悲劇と貧困が跡を絶たない。今日遍在する「不幸」の多くは、私たち自らがその結果を招き寄せていると断言しても過言ではない。

【3月8日痛いニュース】
➤皇太子ご夫妻の長女・愛子さま、皇太子妃雅子さまにともなわれ6日ぶりに登校される
➤国内98番目、茨城空港で開港式 11日から運用開始
➤内閣支持率37.7%に低下、JNN調査
➤社民・国民新、朝鮮学校も対象で一致
➤「つぶやく前に一旦停止を」 ツイッター議員の心得とは?
➤4足歩行ロボット、将来は兵士の代わりも

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皇太子妃殿下のご病状7

話を「立居振舞」に戻そう。日常的な自己の動作というものは、年齢とともにシミのように自己に内在して、それが自分にとって自然な様態となり全く気にしない自分というものを具現するようになる。そして、その具現する自分というものは、少なからず自己が培ってきた経験であり、学習であり感性を含めてそうなるのが普通である。
ところが、雅子さんが嫁いだ世界は、名字、「姓」のない家族、夫の名前は徳仁親王とあるだけだ。「姓」を敢えていえば、説明文が長くなる「天皇」の第一皇子、皇太子ということになる。そして、雅子さんは、結婚と同時に、「姓」はないが、皇太子雅子妃殿下となる。つまり、「天皇」は憲法上での日本国を象徴する存在というわけだ。従って、こじつけで解釈すれば、名字は「天皇」、さらに日本国という、自己でははかりしれない無限の心の集合体に組する。恐らく、雅子さん本人はこのような解釈を一度も思いつくことなく、短期間での対国民向けの「皇族」講義を受けて皇太子妃殿下となったと考えられる。

その翌日から、他者に対して「笑顔で手を振る」動作は、仕事といえども来る日もまた繰り返されるうちに、雅子さんのその動作は、観るところ、どうも自然さを欠き、引き攣った、心での違和感を滲ませているように感じる、少なくとも筆者にはそれが気にかかる。つまり、役者でいうところの感情導入が巧く出来ないのだと推測される。これは適応能力がないということではなく、一種の拒否反応に近い感情回路の独自のものである。従って、スポットが当たることがあっても役者などに初めから成りたくないという人は多くいる。極端なことを言えば、できるだけ人前に出たくない人種もいるのだ。

その翌日から、自分の前に現れる人々は挙って、自分に頭を下げる環境は、突然の暴君に成り済ました錯覚に陥るものである。それはオカシイ、今までの人生でそんなことは無かったことであり、あってはならないという強烈な逆ベクトルが生じて普通である。大人、社会人として学習してきた自己は、他者と交わりながら自己表現してきた人、全ての人々はそうであるが、雅子さんも例外ではないだろう。ところが、突然の環境変異に見舞われた場合は、誰しもが為すすべを失くし、壊滅に向かう自己と出会うことになる。本来の自分と出会うことができないのだ。

それと、もう一つ決定的な悲劇性を余儀なくしていることは、「天皇」の公務ではないが、それ以上に第一義的な「祭祀」に対する理解が及んでいないことだ。「天皇」の私的行為と一般的にはいわれるが、しかし、これが天皇を「天皇」たらしめている実根、基盤、日本に「皇族」が君臨するいわれにもなっているものだ。定論になっている「天皇」文化論は日本の文化であるといわれる所以である。

ところが、今の若者、雅子さん時代の方にはこの次元を理解するのが非常に難しい、もしくは関心がないということになっているようだ。先日も、このブログで取り上げた、『「皇室はコストの問題」か』の内容がそのことを如実に物語っている。従って、雅子さんも例外ではない。一般的にいわれる、家柄と世間体の両面で納得し難い自己を体現しなければならない雅子さんは、周辺関係者、私たちの想像を超えた悩みを常日頃抱えながら生活していると個人的に推測する。その結果が、前回で紹介した御歌に結集されていると考えても無理はないだろう。
(つづく)

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皇太子妃殿下のご病状6

雅子妃殿下の日常的な「立居振舞」には、当初からどこかシックリいかない諸動作を感じているのは筆者だけであろうか。当然、国民に現前してすぐにその家族の特徴、カラーを巧く表現しろと言っても無理難題なことは理解できる。自己と全く関係なかった世界に突然参入して、そこの決まりごとを実行することは、何に例えても大変なことで一苦労も二苦労もしながら徐々に身につけていくのが普通である。

どうもみるところ、雅子妃殿下の場合は、時間が経過する、「皇室」の世界で経験を積んでいくその過程で、本来なら自分なりの馴染み方というものがある筈だが、反って、その経験が自己疎外を強要する方向でしか機能していないように思える。さすがにハネムーン期間は、女性としての晴れやかな楽しそうな笑顔が見受けられたが、その後の現実生活、妃殿下としての立場を思い知らされる環境が整うのと同時にその表情に一点の曇りが差すように見え始めたと思われる。男子を産むことを宿命づけられている立場に自らなった雅子妃殿下には、懐妊のない6年間は、周辺関係者、国民が想像できない重圧が少しずつ負担に圧し掛かってきていたと考えても普通のことだろう。そして、11年前になるが、喜びも束の間の一瞬、流産という結果で幕を閉じることになる。そして、苦悩のなかで、結婚から8年余、第一子長女の誕生となる。しかし、体調の悪さは誕生以前からその兆候にあったといわれている。

「皇室」の世界では、歌会において、お題に合わせよく本人の気持ちを謳う表現することがあるという。そこで、宮内庁が雅子妃殿下の病気を発表した平成17年の歌会始めで詠まれたものを紹介する。

親子三人なごみ歩めば心癒(い)えゆく

既に妃殿下の立場を忘れての病を自覚していると読める。いや、むしろ、敢えて妃殿下の地位を忘れたい、神妙な妻であり母でありたいと願う本人の気持ちが詠まれていると考える。5年の歳月、公務に出ない姿勢はそのことを十分物語っているのではないだろうか。ひたすら愛子内親王の成長とともに生きるその姿が理解できなくもない。

つまり、この時点から雅子妃殿下は、「皇室」の「立居振舞」を拒絶するようになっていると考えられなくもない。つまり、妃殿下という必ず実現しなければならない人格に成りきれない、努力しても生理的に受け付けない何か、一般的にいう不得手な自分しかみることができない宿命に自ら絶望を招き寄せている。一般人、役者ならば当たり役をチャレンジすれば事足りる訳だが、雅子さんはそういう訳にはいかない。妃殿下から逃れられない宿命にある。
(つづく)

3月6日痛いニュース
➤エコナビ2010:高速割引財源、建設に転用 「国費投入」に批判も
➤温暖化対策:原発20年間にさらに20基必要 エネ庁試算
➤英首相『復興策で過ち』 イラク戦争公聴会証言

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皇太子妃殿下のご病状5

「皇室」の「立居振舞
人間は生まれながらの得手不得手がある。何がそれに当たるかこれも各個人千差万別、当人もやってみなければ分らないという、生まれながらの万人共通の厄介な性癖のようなものだ。何を言いたいのかというと、一番よく理解できる話に、役者に例えれば、「填り役、当たり役」という表現がある。

歌舞伎上演で流行した「忠臣蔵」は、1910年、牧野省三監督による映画初製作、尾上松之助主演、『実演・忠臣蔵』が大ヒットしたという。主役の大石内蔵助を多くの俳優が演じたが戦前は、尾上松之助が一番、そして戦後は長谷川一夫が填り役としてその名声は今も伝わっている。戦後の大スター三船敏郎も挑戦しているが、苦み走ってもうひとつだった。また、近年亡くなった「風天の寅さん」、映画『男はつらいよ』は、渥美清しかできない填り役だろう。さらに、徳川吉宗を演じて当たり役となった松平健だが、意外性で松健サンバが大当たりにもなった。

話が飛んで、戦後クラシック音楽では、ベルリンフィルのカラヤンが一世を風靡、なかでもベートーヴェンはカラヤンの代名詞となった程だ。また、ベルリオーズの幻想協奏曲は指揮者エルネスト・アンセルメのスイス・ロマンド管弦楽団といった具合だ。

さらに戦後の流行語にもなった、「巨人・大鵬・卵焼き」なども例え話としては言える。

つまり、その当時の人々の心を掴むという、人間の理念、理想に向かう姿勢、在り様が完成されたかのごとく形式化、定式化される状態を具現している、その代名詞のことを指している。よく言われる「形」による様式美のことでもある。言い換えれば、人々が納得せざるを得ない精神環境を作り出せるパワーのことである。そして、これは、残念ながら、誰もがその方向性に向かう精神力があれば実現するというものではない。成人した誰しも「覚悟」をもってことに臨むが、目標の理想を形作れる人は稀である。しかし、不思議なもので、自己が確信をもって望んでもいないことが、自己の想像を超えて理想に近く実現可能なことがらがある。それを一般用語で「填り役、当たり役」という。その意味で、多くの人々にはチャンスというものがある。自分にもわからない領域での自己発見をすることも珍しいことではないというのがそれである。

さて、ここで「皇室」の方々の少なくとも私たち国民の現前でのことではあるが、「立居振舞」を思い出して欲しい。そこには、どの御方に限らず、決められたような、歩き方(歩幅、スピード)、話し方、笑顔、さらには、私たちに向かっての「手の振り方」、そしてお辞儀といった基本的な諸動作があたかもマニュアルのごとくになっている。そして、少し考えればどの社会においても、その組織、会社等のカラーというものがあるし、別段違和感を抱くものでもない、そのようなものと私たちは思っている。さらに、多様な組織、家族も含めて、カラーは伝統ということにも理解され説得力あるものとなっている場合は多い。極めて世間的で当たり前的な事柄である。

上述していることがらは、雅子妃殿下の病気の問題から逸脱した話題になっているようにみえるが、非常に関係深い真実性を帯びたことがらに言及していると考えて記述している。一見バカバカしい世間話に終始しているが、実は、そういった世間的な内実が病気の要因を形作っていると憶測する次第で、憶測がその真意を捉えていることが多くにしてあることだ。

そこでもう一度、私たち国民の前での雅子妃殿下の「立居振舞」を思い出して欲しい。何かがみえる筈である。
(つづく)

【3月5日痛いニュース】
➤沖縄密約:「1億ドル供与と推定」口座記録発見
➤「これも行政刷新の仕事の一つ」 枝野大臣記者会見をオープン化
➤記者クラブに解放断られて 亀井氏「もうひとつの記者会見」
➤呆れた言論封殺に、姑息な見出し変更
日本の新聞に未来などない!
➤八ツ場ダム上流から高濃度ヒ素 国交省は非公表

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皇太子妃殿下のご病状4

「ストレス要因」とは「公務」と「皇室」の事情で、「天皇家自体の宗教体に自己の全霊を置くという修行」から「徳治の世界に生きること」は、「至難の業である」と述べた。そこで、もう一度、雅子妃殿下の現状を確認しておこう。東宮職医師団は以下のようにその病気の現状を断定した。

1)ご病名の確定とご治療の開始
東宮職医師団は,妃殿下のご病状を,アメリカ精神医学会の公的な診断分類である『DSM-IV 精神疾患の診断・統計マニュアル』に基づいて「適応障害(不安と抑うつ気分の混合を伴うもの,慢性)」と診断いたしました。これは,大うつ病性障害(いわゆる「うつ病」)をはじめとする気分障害の診断基準を満たさず,複数の明らかなストレス要因が発症の契機として認められたことから診断したもので,ストレスの軽減を目的とした環境調整と精神療法,そして少量の薬物療法を使って治療を開始しました。

ここで注目したいのは、『複数の明らかなストレス要因が発症の契機として認められたことから診断した』と指摘していることだ。そこで「安心できる環境作り」という課題が論じられる訳だが、その環境とは、『私的なお楽しみ』の場を多く作るということで病気の回復に繋げるというものだ。しかし、このような場づくり(付け薬)で回復するとは誰も信じていないことは一目瞭然のことである。しかし、ここまでしか言えないそれぞれの仕事柄の限界があるのかも知れない。そこで、本邦初公開の当ブログ提言を述べることにする。

これから述べる事柄を避けて、雅子妃殿下の回復を「安心できる環境作り」にいくら求めても無理な話に全て終わってしまうことは自明である。物事の本質論を迂回的に述べても真実は見えてこないし、悪戯に時間、経費を浪費するだけである。人間一人の人生は儚いものだが、その人なりの人生を全うする意思を尊重しなければならない。それを踏まえたうえで、『複数の明らかなストレス要因』について考えてみたい。それが何なのか少しでも究明できれば本来の回復の兆しが顕著になるだろうと思う。
(つづく)

3月2日痛いニュース
➤「次の50年」日米同盟の針路を…米教授が講演
➤ブレア前英首相の元側近、イラク報告書の「脚色」を否定 独立調査委
➤元大統領補佐官が普天間基地問題で警告!
➤世界で進む無人機開発、中国も実戦配備
➤巨大氷山が海流を妨げる恐れ、ペンギンにも影響か

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「皇室はコストの問題」か2

先ずは、真正面から「皇室」問題に切り込んだその発想を評価しておこう。さらに、『国民がコストを払ってまでロイヤルファミリーを維持したいのであれば、(現状は)ある意味中途半端。』と発言するその心意気は、「ロイヤルファミリー」を否定しながら「宮内庁」をも批判する文章は、さすが才女の名声が高いだけのことはあると思わせる。断わりを入れておくが、飽く迄もこの解釈は筆者の稚拙な思い込みである。ただし、この切り口が新鮮に感じられる。

然しだ、切り口が新鮮でも、筆者の見解とは雲泥の差がある。というのは、国民は応分のコストを払っているのであり、『維持したい』に関係なく、「皇室」は日本史において綿々と、それこそ、「さざれ石のいはほとなりて苔のむすまで」繁栄し続けるように仕組まれている。ただし、これを前提にして、尚且つ外交上の国益を考えるとすれば、もっとコストを払ってもよいのではないかという議論は昔からある。そこで、勝間氏の発言をもう一度よく精査すれば、どうも今回の発言は、思いつきの単なる今流行りの「つぶやき」程度の意味合いでしかないと思わせる内容であることが考えられる。

皇室を前提にすれば、この時点で新鮮さが半減以下になるが、最後の文章で、その前の主張を打ち消すような意味になっているのが気にかかる。『ロイヤルファミリーの幅を広げてあげないと、非常にロイヤルファミリーだけが孤立してしまって、逆に不幸な状態になっている』という行がそれに当たる。というのは、戦後のベビーブーム世代としては、「平成天皇」の公務全般は、開かれた皇室そのものを最大限に活躍されていると周知、認識するに至っている。また、平成天皇の高齢問題に限らず、公務の軽減へと議論が進められている。従って、その活用の場を広げよというのは誤認識も甚だしい、勝間氏は日本のうちら事情に疎い感性しか持ち合わせていないと疑わざるを得ない。

然らば、その発言の根拠を他に求めるとすれば、それは同い年であり、同じような空間で男女共同参画を実現してきた「雅子妃殿下」の病気を思い庇って、その治療の一環として発言しているとしか考えられない。さらに、余計なことは、『孤立してしまって、逆に不幸な状態になっている』と指摘するが、本来、勝間氏も筆者も押し並べて、自己である個人は、孤立しているし、不幸な状態にあると側面的にいえるものだ。わざわざ講演の記者会見で述べなくてもよい。このような発言は、一見相反しているようにみえる香山リカ氏と同根の種族だと揶揄されることになっているのだ。つまり、我が身可愛さの自我論救済説法でしかないという、主張、論理の成立要件が満たされていない辻説法だということだ。

そして、結論的にいえることは、否定的であったり、批判であり、尚且つ同情的救済案であったりと支離滅裂な論調発言でしかないという、勝間氏の思いつき発言だったといわざるを得ない。今どきの「つぶやき」にもなっていない。

最後に
勝間和代氏は今年に入り、「チエンジメーカー」という新刊を出版している。その「まえがき」には以下のような文章が書かれている。

最近の私は職業を尋ねられると、「チェンジメーカーです」と答えることにしています。

あなたは「チェンジメーカー(Changemaker)」という言葉を聞いたことがありますか?
日本をよりよい方向に変えるため、世界をよりよい方向に変えるためには、「チェンジメーカー」といわれる変革者の存在が必要ですが、私たちひとりひとり誰もが「チェンジメーカー」になりうる資質を持っています。
大切なのは「強い思い」を粘り強く持ち続けることです。 ──まえがきより(ネット・amazonから)

このまえがきを読み、冒頭で紹介した『きんようブログ』の記者の書いた『日本の天皇制の“チェンジメーカー”にでもなってしまうのでしょうか!?』の文言が分った次第だが、言わんとするところは理解できても、言葉が社会に入らず、遊離した的確性に乏しいムードだけでは、「変革」は起こらないことも理解すべきである。それに「チェンジ」という言葉はもう厭きたし、この言葉を聞くようになってから、社会、身の周り、ロクなことが起こっていない、もう願い下げしたい。

『日本をよりよい方向に変えるため、世界をよりよい方向に変えるためには、「チェンジメーカー」といわれる変革者の存在が必要ですが、私たちひとりひとり誰もが「チェンジメーカー」になりうる資質を持っています。』、それはそうだと信じたいが、こと「天皇制」については、そう一口に潔く論じることは至難の業であることは、日本史が証明している。勝間氏のような若い方が、「皇室はコストの問題」だというだけで新鮮さを感じるのだから議論は遠い。その証拠に、勝間氏自身が、直ちに会見後に発言弁明をしなければならない空気とは、遺憾に思うと同時に、それであれば発言は何なのかと訝しく嘲弄したくもなる。『「週刊文春 2010年3月4日号にこんな記事が。」』にその行があるので転載する。

発言の真意について、勝間氏サイドはこう説明する。「“コスト” というのは純粋に経済学的な意味でのコスト(予算措置)であり、“国民が天皇制を負担に感じている”といった意図ではない。国民や外国からの権威としての信頼度が高いのであれば、むしろもっと予算を増額すべきだということを説明した」

この説明も、「天皇制」を真摯に考えていない文言である。『国民や外国からの権威としての信頼度が高いのであれば』とあるが、現実は仮定の話ではない。「天皇制」に関しては、全て断定事として日本社会で機能しているのである。

独り善がりの「チェンジメーカー」自称は結構だが、こと「天皇制」に限らず、個人の精神的背景から安直に「皇室」論を語ってもらっては、真摯に常日頃暗中模索している筆者にとっては、迷惑で困る。勝間氏も政府関係者の一人であるならば、増税実施已む無きの状況で、『これ以上むしろもっと予算を増額すべき』などとあたけたことを弄するなど以ての外である。

3月1日痛いニュース
➤中山氏が初当選 石垣市長選 5千票差で大浜氏下す
➤「新しい公共」とは? 首相、模索の旅
➤閣内不一致、また露見 朝鮮学校の無償化
➤【主張】高校無償化 朝鮮学校の説明は不十分
➤行橋市長に八並氏3選 新人に79票差
➤欧州西部で激しい暴風雨、53人死亡

「皇室はコストの問題」か1

週刊文春3月4日号に掲載された、勝間和代氏の『「皇室はコストの問題」ぶっちゃけトーク』がネットで話題になっている。呼称「カツマー」という何とか教祖らしいが、筆者は、一度テレビでコメンテーターとして物知り顔に嬉しく喋っていたのを拝見して、そういえばこの年を数えるまでこの手の女性はどうにもこうにも好きなタイプではなかったとつくづく確信しながら観ていたことを思い出した。

そこで、どんな教祖様か知るために、『ウィキペディア(Wikipedia)』を覗いてみることにした。成程、育ちも、食べるものも異次元の人種世界に生きる、数えきれない肩書をもつ今や飛ぶ鳥を落す勢いの御仁だと知った次第だ。参考にその一部を以下に紹介する。

内閣府男女共同参画会議議員[5]、内閣府男女共同参画会議「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」専門委員[6]、小渕優子少子化担当大臣「ゼロから考える少子化対策プロジェクトチーム」メンバー[7]、総務省「ICT成長力懇談会」[8]メンバー。
独立した2007年から、著作活動を活発化し、2007年4月発売『無理なく続けられる年収10倍アップ勉強法』(ディスカヴァー21)、2007年11月発売『お金は銀行に預けるな』(光文社)、2007年12月発売『効率が10倍アップする新・知的生産術』(ダイヤモンド社)と3作がそれぞれ10万部を突破して話題となった。

ワーキングマザー向けインターネットサイト「ムギ畑」を創設した功績から、2005年にウォール・ストリート・ジャーナル「世界の最も注目すべき女性50人」に選ばれる。
2006年には、エイボン女性大賞を受賞している。
2008年5月9日に、黒木瞳、小渕優子、栗原はるみ、坂東眞理子らとともに、第1回のベストマザー賞を受賞した。
2009年2月に、世界経済フォーラム(ダボス会議)のYoung Global Leadersの1人に選出された。
2009年5月に、3代目自転車名人に選出された。

余談はさておき、「皇室はコストの問題」発言の真意について少し言及する。そこで、この話題を取り上げている多数のブログのなかで今回は、『きんようブログ』(『週刊文春』が取り上げた勝間和代の天皇制発言)から抜粋する。

「勝間氏が“日本人は受け身だ”と発言したのに対し、日本の女性記者が“日本人の依存心は天皇制への依存心と関係があるのか?天皇制についてどう考えるか?”と質問した。すると勝間氏は『ロイヤルファミリーが外交上に与える好影響を考えると、日本にロイヤルファミリーがあっても悪くはないと思うが、コストの問題だと思う。国民がコストを払ってまでロイヤルファミリーの幅を広げてあげないと、非常にロイヤルファミリーだけが孤立してしまって、逆に不幸な状態になっているのではないかと個人的には思うと答えたんです」(前出・ジャーナリスト)『週刊文春』3月4日号より

週刊文春』上では、“日本の女性記者”が天皇制について質問したと書かれていますが、これはまぎれもなく『週刊金曜日』からの質問です。
(中略)
ちなみに、該当の質問をした瞬間、勝間和代氏の顔はひきつっていたように見受けられました。
(中略)
日本の天皇制の“チェンジメーカー”にでもなってしまうのでしょうか!?

先ず、論じる前に、『きんようブログ』に掲載された勝間和代氏発言は少し推論する文章には不手際な文言になっているような気がする。というのは、既に国民は絶対的に応分のコストを払っている。そこで、筆者は週刊誌を買う習慣がないので、他のブログを調べてみた。然らば、『物語を物語る』というブログには、タイトル、「週刊文春 2010年3月4日号にこんな記事が。」に下記の内容が書き込まれていた。

国民がコストを払ってまでロイヤルファミリーを維持したいのであれば、(現状は)ある意味中途半端。もうちょっと、ロイヤルファミリーの幅を広げてあげないと、非常にロイヤルファミリーだけが孤立してしまって、逆に不幸な状態になっているのではないかと個人的には思う』と答えたんです」

『国民がコストを払ってまでロイヤルファミリーを維持したいのであれば、(現状は)ある意味中途半端。』、どうやらこの文言が抜けているようだ。そう解釈した方が理解に収まりが良い。そうすれば、話題になっている「皇室はコストの問題」はストンと胸に落ちる。

先ず、「コストの問題」について述べる前に、成程と寒心したことがある。それは、勝間氏の世代は、「天皇家」はロイヤルファミリーであるという認識でいることだ。これは重要な認識論でこれが相互機能しないと議論はかみ合わないものとなる。筆者は「皇室」は「ロイヤルファミリー」ではないと考えている。少なくとも「天皇制」はそうではない。この認識が大いなる誤解を招き、天皇制の問題をより複雑なものにしている。つまり、『非常にロイヤルファミリーだけが孤立してしまって、逆に不幸な状態になっている』という発想につながっていると考えられる。因みに勝間氏が指摘する「不幸な状態」とは、何を指しているのか理解に苦しむが、筆者は偏に「雅子妃殿下」の病気を指していると下種の勘繰りをする。奇しくも、雅子妃と勝間氏とは全くの同世代である。具体的には、男女共同参画を絵に描いた才色兼備のトップ学歴者で、世界を叉に掛ける活躍をしている。

成程、世界からみれば「皇室」はロイヤルファミリーということになるのだろう。ただし、日本の内からみれば「皇室」は「天皇制」でありロイヤルファミリーではない。それは、日本の歴史を少しでも真摯に学習、考えれば理解せざるを得ない日本史なのだ。もっとも、英語学圏内に堪能な挙句の日本認識にいささか理解が深まらず、関心が薄かったのかも知れない。しかし、舞台は日本である。ここをしっかり立ち位置としなければ、日本の本来が見えてこない。しかし、見え過ぎても問題の核心を常に不透明に棚上げする傾向が強くなる。その点、今回の勝間氏、「皇室はコストの問題」発言は側面的ではあるが、話題を呼ぶに相応しいある種新鮮な提議ではある。そこで、発言について、何が新鮮なのか言及する。
(つづく)

2月28日痛いニュース
➤沖縄返還、最大密約は施設工事費 講演で西山太吉氏
➤核持ち込みは「密約でない」 外務省有識者委が認定方針
➤鳩山首相、原発トップセールス ベトナム首相に親書

民主党 「朝鮮学校無償化除外」の迷走

25日、高校無償化法案が衆院で審議入りした。ところが、またまた鳩山首相が朝鮮学校を支給対象外とすると述べた為に、国民の間で大きな波紋を呼んでいる。もともと、この法案に反対しているブログに、「博士の独り言」26日『朝鮮学校「無償化除外」考』がその代弁を展開している。念の為に一部を抜粋して下記に紹介する。

日本国民の安全と生命と財産を守る。この政治に本来あるべき基軸をもとに状況を鑑みれば、朝鮮総連、朝鮮学校がこの日本に存在していること自体が不可解なことだ。
(中略)
 いわば、北朝鮮は対日テロ国家であり、テロのための在日工作員を、校内に金日成、金正日親子の肖像を掲げつつ養成している。その機関が朝鮮学校である、と認識して差し支えない。

先ず、問題を究明する前に、その背景となった経緯を26日毎日新聞の記事(高校無償化:朝鮮学校、対象外の方向 首相が言及)から紹介しておく。

この問題では中井洽・拉致問題担当相が23日の閣議後会見で、川端達夫文部科学相に「制裁をしている国の国民ということを十分考えてほしい」と、対象から外すよう要請したことを明らかにした。
 川端文科相は同日、昨年末に要請があったことを認めた上で「外交上の配慮や教育の中身が判断材料にはならないと(中井氏に)申し上げた。(判断は)高校に準ずる教育がされているかどうかだ」との見解を示していた。

超党派の拉致救出議連の会長代行の立場で、問題が全く進展しない現状に苛立っている中井洽・拉致問題担当相としては、妥当な発言である。

中井洽・拉致問題担当相の要請を受けて方向性を決めたかのような鳩山首相の発言は、日頃から、「東アジア共同体」構想、命を標語とする「友愛」の精神を聞かされている私たちにとって違和感そのものに聞こえる。それでなくても朝鮮学校関係者からの「人種差別」(朝鮮学校長や保護者らが訴え 無償化の対象外「差別だ」)だと抗議が起こるのは当たり前で、神戸新聞は社説(高校無償化/朝鮮学校外しは筋が違う)で鳩山首相の対応を厳しく批判している。
 
ここは政治とは切り離し、教育的観点から審議を行うべきだ。
(中略)
憲法は「国民は」としながらも「ひとしく教育を受ける権利」を保障し、教育基本法も機会均等を掲げる。無償化法案は、その理念に基づく制度である。朝鮮学校の生徒にも分け隔てない扱いをすべきだ。

また、冒頭に法案に強硬反対派のブログを紹介したので、次に除外修正案に反対するブログを紹介する。「久しぶりにかっかしてしまいました」という池田香代子氏のブログで、『高校無償化、朝鮮学校はだめなの?! 後段』のタイトルである。

朝鮮学校を無償化から外すのは、「北朝鮮に経済制裁を続けても日本人拉致問題に進展が見られない状況を考慮、さらなる強硬姿勢を示すため」と見られています(記事はこちら)。まあ、それしかないでしょう。

先の記事によると、朝鮮学校を高校授業料無償化から外すために、政府内には、「『授業内容と本国の教育課程が日本の学習指導要領におおむね合致していると確認できること』を無償化対象の条件とすることで、国交がなく教育課程が確認できない北朝鮮を除外する案が浮上している」そうです。

今年は朝鮮「併合」100年ということで、相互理解を深めていこうとする動きが、学会や教育界やマスメディア(NHKの「日本と朝鮮半島2000年」)などに顕著です。日中韓共同執筆の歴史教科書も、数年前に完成しました。日本社会の内部だけでなく、おおきく地域を広げて理解と融和、包摂と共生が、地道な努力によって進められています。低レベルな政治パフォーマンスで、この流れからことさらある国だけを排除することはいい結果にはならないと、私は思います。

拉致問題と教育、人種問題を別けて議論しないと、国際社会から軽蔑されることはあっても、人権尊重国家として受け入れられないでしょうと言い当てている。

鳩山首相は、 「当然、高校の授業の内容というのが、一つ検討材料になることは間違いないと思う。別に拉致ということにかかわりがある話ではありません」(高校無償化、首相「拉致にかかわりない」)と発言しているが、『高校の授業の内容というのが、一つ検討材料』ということ自体、北朝鮮敵視を露呈している。

政府民主党連立政権は、「外国人参政権法案の今国会提出見送り」の方針を固めたと25日北海道新聞は伝えている。

政府・与党は24日、永住外国人に地方選挙権を付与する法案について、今国会への提出を見送る方向で調整に入った。与党内に反対論が根強い上、推進役だった小沢一郎民主党幹事長が政治資金事件を抱え、法案内容の検討が進んでいないためだ。地方議会で反対意見書採択が相次いでいることも影響しているとみられる。

先日まで、「外国人参政権法案」を必ず政府案提出と息巻いていたが、またもや見送るらしい。そして、「高校無償化法案」を朝鮮学校除外で修正案審議に入るという。こうなると、誰がみても、一向に在日朝鮮人問題に解放の兆しが見えてこないと判断せざるを得ない。鳩山首相の発言は、何を根拠に何時も発言を繰り返しているのか、そのカメレオン的変幻自在体質に、リーダーシップ云々より以前の問題として、人格的にそのポリシーを疑わざるを得ない次元になってきている。

従って、民主党の「外国人地方参政権付与」方針と「高校無償化除外」論議は基本的に論理が破綻して矛盾する。このロジックはこの問題に限らず、ほとんどの改革の低迷、迷走が続く根幹を形作っている。詰まる所、政治的な度胸の無さとお頭の弱さを露呈しているのだ。

そして、この現状の現在進行形を何らかしなければ、民主党の政治的展望の一つである、国民、人類を包み込む大らかさ、度量の広さが、言葉上の実質的大風呂敷を広げただけの、「政権交代」という言葉の一人歩きだったという帰結になってしまう。

最後に、筆者の見解を述べて終りにする。国レベルの課題で議論すれば、必ずイデオロギーが優先して、排外主義的傾向の強い課題に終始する。そして、審議が長引き反って問題を複雑化させ、強いてはそれでなくても保守傾向が強い国民の反発を助長する結果を招くことになる。従って、この問題は政治、イデオロギー的次元ではなく、教育的観点も必要とされるが、それ以前の問題として、地域社会を基礎づけている、地域の住民の納税による公共施設の享受という観点から単純に判断したいと考える。つまり、社会における納税者の権利として、公共施設の恩恵を受けるのは極めて当たり前だという発想である。さらに、政府が「子供は社会の宝である」と言い切っている現実から考えても、在日外国人の子供も同じく社会の構成員となる。この実行は、着実に国益に帰ってくる。

2月26日痛いニュース
➤高校無償化/朝鮮学校外しは筋が違う
➤外国人参政権法案の今国会提出見送り
➤高校無償化:朝鮮学校、対象外の方向 首相が言及
➤朝鮮学校長や保護者らが訴え 無償化の対象外「差別だ」
➤地元に落胆広がる・・・県、荒瀬ダム水利権を申請
➤在日米軍再編:普天間移設 陸上案検討認める−−防衛相発言
➤トヨタ社長の涙が暗示する日本経済の暗い未来
➤ポスト・フォーディズムの限界

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