2007年07月

2007年07月16日

【7月14日政治ニュース】 〈魂消た話 「つくる会」会長は元共産党員〉の補足

下記文言について
『つくる会らの思想は「保守思想」というより「極右思想」だろう、やっぱり。「保守本流」とは大分違う。』

今回の問題の焦点は、日本の保守思想を支えてきた(小林秀夫、福田存恒、三島由紀夫、渡辺昇一その他、江藤淳そして西尾幹二)と吹聴する関係者が、西尾幹二がこれ以上保守思想内での右、左を旋回することに絶望して、引退したことによる内紛劇にある。

扶桑社からの絶縁も、保守思想としての「つくる会」でなければこれ以上やっていけないと判断したことによるものだ。兎に角、日本は保守思想そのものなのだ。「日本会議」が同調しない「つくる会」は一気に求心力を無くすのである。

右翼を支える考え方が保守思想である。左翼を支える考え方がマルクス主義思想、もしくは社会参加を目指す思想と簡単に定義づけることができるが、近年は思想の崩壊で短絡的に束ねるわけにはいかなくなっている。それは、いずれの陣営にしても、過激派が突出してくるからだ。
藤岡信勝は過激派の典型である。保守極右思想の持ち主で当初から、熱意と実践力は随一だが、危険すぎて会長にはとても推せる人物ではないというのが大勢の判断で本人もそれをよしとしていた。
今回の会長就任はもはや分裂した「つくる会」に人材がいないことを象徴しているようなものだ。

だから、「つくる会」は悲鳴を上げて解体を始めているとなる訳だ。
【政治ニュース】ではタイトル上、踏み込めない問題もある。「つくる会」の連中にも読んでもらい、そして猛省して頂かなければならない。
単純に今回の裁判沙汰ニュースを「つくる会」が自費出版に追い込まれたからその費用を裁判でせしめるという極めて打算的お下劣な話だと片付けては身も蓋もない。

「つくる会」の思想背景については、別の紙面で具体的に検証したいと思っている。

「近年は思想の崩壊」について
例えば、16日毎日新聞に左翼といわれる山口二郎が選挙コメントを書いている。タイトルは共産党に対して「万年野党でいいのか」、「共産党は左翼の公明党」になるべきだとあえて申しあげたい」と主張している。これに促された訳ではないが、先日志位委員長がテレビでの会見で、「共産党は確かな野党から与党へ躍進する」と発言した。一見そうあるべき展望論としては「あ、そうか」という程度のものだが、しかし、これらの発言には現実を無視した根本的な判断間違いが横たわっている。それを無視した発言は、私たちをより困惑させる言動でしかないということだ。

山口二郎はこの2月に行われた愛知知事選挙で、勝てる見込みのない候補者を立てた為に、民主党推薦候補者が負けたことを指しているのだが、共産党員に党是を曲げて民主党に投票しようと決めることはできないのである。そんなことをすれば悲願の党本部ビル建立もたちまち崩壊するからだ。
現実を無視した政治イデオロギーに終始するところに、「思想の崩壊」がある。

宮台真司という社会学者がいる。本人は迷惑がっていると思うが、世間は左翼的と重宝している側面がある。お母さんへの出前講座というのをやっているらしい。そこで、「小泉前内閣、安倍内閣はどうしようもないから(管理、統制能力)、軽武装、対米追従路線の方がいくらか安心できる」と説法する訳だが、これは、私たちへの現状是認の進めでしかなくなるので、極めて保守日本に「しょうがない症候群」を蔓延させることになる。要するに「思想の崩壊」がもたらす、権力集中社会の促進を促すことになる。

ここで述べたいことは、左翼といわれる陣営の発言が、近年ことごとく「思想の崩壊」を促してきたという現実である。そして、「思想の崩壊」は権力の温床をさらに助長する。
さらに、「左翼とは」と、問われることがなくなる日もそう遠いことでないかもしれない。
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