小泉首相の性癖

第三次小泉内閣の雛壇で一際時代錯誤的能天気な出立ちでお披露目した猪口邦子議員が第三番目の看板大臣になったことから、サプライズを演出したのは猪口ファッションということになる。

この趣向を一番喜んだのがどうも小泉首相本人だと憶測できる。つまり、国民の違和感と失笑を買うことが首相の最大の喜びだと解かったからだ。まさに、ファッション界が「驚いた」から成功したのである。しかし、この性癖も悪いセンスばかりではない。

例えば、昨年からいち早く留任指名された平謝りの笑うことのない北側一雄国土交通大臣は、真摯、実直のうえに反省のイメージが定着しつつある。また、アキレス腱の外務省には、鈴木宗男議員の脅しに対して、ニヒルな麻生太郎大臣は正解だろう。また、官房長官の安倍晋三氏は対アジア政策、靖国対策には最適な人材である。

このように見れば、小泉首相性癖人事も強ち的を射たと言える。個人趣味第三次内閣もこの布陣で、麻生、安倍両議院を引き連れて来年8月靖国参拝を強行すればまさに小泉劇場の幕引きに絶好の情景を作り出すことになる。お見事の一言。

常に我々は負け犬の遠吠えの憂き目を見ることになる。

                平和の声・通信 NO211(05.11.03)