新憲法・森試案に足掻く

3月2日「毎日21世紀フォーラム」は、与謝野馨・自民党政調会長を招き「新憲法森試案示し広く問う」等の講演を開催した。そして、その内容について8日の紙面で具体的に解説記事を掲載した。

試案は結党50年、イデオロギーを超え、幅広く国民に指示して頂ける国民政党、責任政党と自負するだけあって、さすが非の打ち所が無い解釈戦法に徹した「利」の追求が滲み出たものだと感じさせられ、中曽根氏の忠言「改憲は慌てず時間をかけて」が生かされた、「憲法改正」を改悪とする反対派にこれでもかとまざまざと見せつけた試案となっている。

4月に条文の形を整え、国民の皆さんに提示、「森試案」を揉んで頂いて11月までに完成さてるというシナリオを披露している。
自民党の決断、邪心と利求心と狡知の結集である解釈戦法とは、改憲問題の焦点、「集団的自衛権」の行使を新日米安保宣言に盛り込む、新憲法試案には条文的にも一切盛り込まないという判断である。

日米安保条約、これに対しては、日本の国民はすべからく拒否反応を持たないだろうと踏んだ判断に因るものであろう。確かに第4次日米安保条約に政党、市民団体も反対は出来ないだろうとの読みがあからさまに窺われる。
やはりここに来て、戦後の日米関係の重みが私達国民にどっしりと覆いかぶさり、身動きできない我が身の怠慢さを痛感する羽目に付く結果になっている。