2005年01月07日
米国人 スーザン・ソンタグ
4年12月28日、スーザン・ソンタグ氏死去。米思想界を代表する知識人・作家として報じられた。話題に事欠かぬソンタグ氏であったようだが、私自身は米思想界そのものに興味がなかった為、疎遠であった。しかし、現在の米、ブッシュ帝国の暴走を目撃して、米国に「正義の国」を編曲したその背景、イラク侵略戦争から捏造された「正義の戦争」が日本をエイズ化した根本に、99年NATOのコソボ空爆を支持したソンタグ氏の思想的発想が脳裏に浮かんだ。
朝日新聞が企画した大江健三郎氏との往復書簡による平和談義が思い起こされる。手玉に取るソンタグ論調に大江氏は終始にこやかな応答であった。その書簡内容、ソンタグ論調から米国の米国人の危険な発想を感じ取ったのは私一人ではなかった筈である。確信ではなかったものが事実証拠を瞼に極印された衝撃と自信に帰属した絶望を再確認する結果となったソンタグ発言は、コソボ、アフガニスタン、イラク空爆への誘いに他ならなかった。ソンタグ氏は敢えて5年前に「米国人の良心」を代弁していたのである。否、アングロサクソンの血とでも言うべきか。
「懼れ・心配がある」根拠が先制攻撃を可能にする「正義の戦争」をソンタグ氏が発言したことによって、ブッシュ大統領とイラク戦争支持米国人は米国を体現することに何ら躊躇いを持つことなく、自信に満ちた強い笑顔を我がものにした。さらに深刻な事態は日本を「正義の戦争」目的で米国汚染を蔓延させたことである。加担している日本政府と国民を欺きアングロサクソン化した大罪は、日本文化ではもはや覆すことが不可能な次元に日本を追いやってしまった。その根本要因は日米同盟である。日米同盟が日本人を模造品にしてしまった。ソンタグ氏の訃報を知り改めて私にとって米国は遠い国であることを知らされた。それを決定付けたのは米国の「良心」とやらの理解不可能な「知の領域」である。
朝日新聞が企画した大江健三郎氏との往復書簡による平和談義が思い起こされる。手玉に取るソンタグ論調に大江氏は終始にこやかな応答であった。その書簡内容、ソンタグ論調から米国の米国人の危険な発想を感じ取ったのは私一人ではなかった筈である。確信ではなかったものが事実証拠を瞼に極印された衝撃と自信に帰属した絶望を再確認する結果となったソンタグ発言は、コソボ、アフガニスタン、イラク空爆への誘いに他ならなかった。ソンタグ氏は敢えて5年前に「米国人の良心」を代弁していたのである。否、アングロサクソンの血とでも言うべきか。
「懼れ・心配がある」根拠が先制攻撃を可能にする「正義の戦争」をソンタグ氏が発言したことによって、ブッシュ大統領とイラク戦争支持米国人は米国を体現することに何ら躊躇いを持つことなく、自信に満ちた強い笑顔を我がものにした。さらに深刻な事態は日本を「正義の戦争」目的で米国汚染を蔓延させたことである。加担している日本政府と国民を欺きアングロサクソン化した大罪は、日本文化ではもはや覆すことが不可能な次元に日本を追いやってしまった。その根本要因は日米同盟である。日米同盟が日本人を模造品にしてしまった。ソンタグ氏の訃報を知り改めて私にとって米国は遠い国であることを知らされた。それを決定付けたのは米国の「良心」とやらの理解不可能な「知の領域」である。