2004年01月02日
本当の危険とは何か
先々月までイラクにおける非戦闘地域云々が国内論争であったが、小泉首相のイラク派遣決定記者会見後、今日の状況は日本人の国際社会における責任、その日本人たる資質が全面に論じられることがあたかも正義に生きる、また日本のあるべき指針になってきている。
小泉内閣は衆議院選挙の勝利を担保に一気に日米同盟の錦の御旗を掲げて集団的自衛権の行使に踏み切った。先日危険に遭遇する結果として犠牲者が出たことを、その為のリハーサルとして証明されたと見て取った小泉首相は、高らかに憲法条文を謳いあげた。それは、国際的に「ふつうの国」になる、国際人になる心構えとして「死」を覚悟せよ、個人の尊厳を遵守せよとの御触れ会見に他ならなかった。
昨夜、恒例の「朝まで生テレビ」討論会で各識者がイラク派遣について論じ合っていたが、興味深い争点に死傷者が何人出れば派兵を引き上げるのかというのがあった。最もな意見はさすが自民党である世論が決めると応対していた。しかし、議論が活発になってくるにつけ討論の内容に違和感を持ち始めた。
というのは、改憲に時間を有するも、「恒久法」は既成事実的に制定されることを考えればもはやイラク占領地からの派兵の撤収などありえないからである。ご丁寧に1日毎日新聞一面に「恒久法 05年に国会提出へ」と記事が掲載されている。従って、何時も思うことだがこの手の討論は不毛な議論に終始するきらいがある。
さて本論の「何が本当の危険か」、識者による不毛の議論は勿論だが、それより以上にサマーワでの攻撃を受けた場合は論外として、また、マスコミが報道する内容とは次元が違う視点を論じてみたい。27日航空自衛隊の先遣隊がクウェート入りした際に地元メディアは「第二次世界大戦後、最も危険な任務につく自衛隊が到着した」と報じた。
クウェート地元紙の「危険な任務」の記事内容は分からないが、たまたま同日、独立系メディアRISQが、「駐留オランダ軍がサマーワで劣化ウラン弾を見つけた」と報じた。イラクでの劣化ウラン弾の使用は既に各メディアによって今までにも報じられているが、サマーワでの確認は初めてのことである。私の危険であるとの認識は、まさにこの劣化ウラン弾による二次被害の悪夢を指している。
小泉内閣から頻繁に使用される「ふつうの国」になろうとのお誘いメッセージがあるが、思い出すまでもなく、戦後毎年8月6日原爆慰霊祭において悪夢を繰り返さない日本の将来を願うのは、戦争による世界で唯一の被爆国であるという「特別な国」のあるべき姿である。
小泉内閣は衆議院選挙の勝利を担保に一気に日米同盟の錦の御旗を掲げて集団的自衛権の行使に踏み切った。先日危険に遭遇する結果として犠牲者が出たことを、その為のリハーサルとして証明されたと見て取った小泉首相は、高らかに憲法条文を謳いあげた。それは、国際的に「ふつうの国」になる、国際人になる心構えとして「死」を覚悟せよ、個人の尊厳を遵守せよとの御触れ会見に他ならなかった。
昨夜、恒例の「朝まで生テレビ」討論会で各識者がイラク派遣について論じ合っていたが、興味深い争点に死傷者が何人出れば派兵を引き上げるのかというのがあった。最もな意見はさすが自民党である世論が決めると応対していた。しかし、議論が活発になってくるにつけ討論の内容に違和感を持ち始めた。
というのは、改憲に時間を有するも、「恒久法」は既成事実的に制定されることを考えればもはやイラク占領地からの派兵の撤収などありえないからである。ご丁寧に1日毎日新聞一面に「恒久法 05年に国会提出へ」と記事が掲載されている。従って、何時も思うことだがこの手の討論は不毛な議論に終始するきらいがある。
さて本論の「何が本当の危険か」、識者による不毛の議論は勿論だが、それより以上にサマーワでの攻撃を受けた場合は論外として、また、マスコミが報道する内容とは次元が違う視点を論じてみたい。27日航空自衛隊の先遣隊がクウェート入りした際に地元メディアは「第二次世界大戦後、最も危険な任務につく自衛隊が到着した」と報じた。
クウェート地元紙の「危険な任務」の記事内容は分からないが、たまたま同日、独立系メディアRISQが、「駐留オランダ軍がサマーワで劣化ウラン弾を見つけた」と報じた。イラクでの劣化ウラン弾の使用は既に各メディアによって今までにも報じられているが、サマーワでの確認は初めてのことである。私の危険であるとの認識は、まさにこの劣化ウラン弾による二次被害の悪夢を指している。
小泉内閣から頻繁に使用される「ふつうの国」になろうとのお誘いメッセージがあるが、思い出すまでもなく、戦後毎年8月6日原爆慰霊祭において悪夢を繰り返さない日本の将来を願うのは、戦争による世界で唯一の被爆国であるという「特別な国」のあるべき姿である。