【格物致知】 創価学会と政治

ニュー小沢代表は就任直後から各団体への挨拶回りを精力的に行い、11日には秋谷創価学会会長と会談したと報じられている。公明党との関係は過去に2度、連立という形で対峙している。小沢代表の与党切り崩しの戦略は、「格差拡大」と「アジア外交」の2点を徹底批判することに当てられていることは既に報道され、「アジア外交」においては、小泉首相の靖国参拝の単なる批判ではなく、具体的な分祀問題に切り込んだ発言が注目されている。

小沢代表の秋谷会長会談は、創価学会と靖国を喚起させる第一弾の意図がありありと憶測される。また、巷の靖国問題も終局を迎えつつある現状を反映してか、田原総一郎編集の雑誌「オフレコ」第2号で、田原氏と秋谷会長との特別対談が組まれている。その核心は創価学会と靖国問題である。対談の成果は、「小泉首相の靖国参拝は、政教分離のうえで疑義があります。私たちは反対といっています。」に集約できるもので、今後の小泉内閣批判に重い矢となり刺さっていくもので、要するに追い風ムードを反映している。
 
こうして見ると、表舞台的に創価学会と政治は過去10年来、重要な役割関係にあったといえる。さらにそれを支える、政権ならびに奪取を担う民主党の奥方が創価学会員というのも因縁、裏舞台的に大きな影響があったと考えても強ち穿った見方にはならないだろう。そこには人心を把握、引率していく党代表としての人柄が顕著に表れているとも言える。何れにしても、今後の創価学会の行方は日本の政治方向性を担い、妥協圧力、妥協権力を保ち続けるであろう。