2002年の活動報告から

「反戦市民抗議行動」

本会における今年の取り組みで一番に自負できる運動は、やはり「反戦市民抗議行動」であると思っている。9.11事件の後、アメリカが報復戦争を開始した後すぐの10月21日、世界反戦デーに因んでの第1回抗議デモから始まり先月の9日で6回の抗議デモを続けてきたことは、賞賛に値する運動である。
さらに賞賛を裏打ちするのは、今国会に上程された「有事法制」の時代に逆行した法案に対して同時平行の抗議デモが行われたことである。これも、継続あればこその賜物である。継続は力なり。この力の波紋が国会の延長日程を促し、廃案寸前の継続審議に追い込みつつある現状が物語っている。

昨今、何かと諸団体において抗議デモが敬遠されがちな状況のなか市民団体が声を上げ続けることは、歴史的にも貴重な反戦への願いが継承されていくものと考える。ベトナム、湾岸戦争当時の日本人の戦争に対する意識が、平和を願いつつ、実は私達の市民生活の周辺だけが安全神話に包まれているかの錯覚に自ら埋没しているのが現状だろう。日本人の戦後の平和ボケが戦争の歴史を抹消する役割を果たしつつある。

「有事法制関連3法案」が私達を再び戦争加害者に仕立て上げることに警鐘を打つ「反戦市民抗議行動」は、この時勢に即応した平和への声として真実を物語っている。真実を訴えることは人間の義務である。また、よりよい人間社会をつくる最善の普遍的な方法でもある。
社会的不条理に対して「市民抗議行動」は私達の自由を保証する為の債務行為ともいえるもので、社会に対する警鐘を打つ唯一の個人的実践である。

昨日の新聞にアフガン人の結婚式にアメリカ軍が誤爆、百数十人の死傷者が出る、2回目との記事が掲載されていた。このような戦争はあってはならない。そして、アメリカ軍を許してはならない。

                              岩 畑 正 行
                               2002年7月3日