山崎拓・竹村健一 言いたい放題

これでよいのか・・・言いたい放題
        山崎拓・竹村健一


15日の朝、関西テレビ「報道2001」で山崎幹事長と岡田卓也幹事長の対談を見て思いだした。古い話だが、5月26日の「大隈塾」(田原総一郎主宰)での山崎幹事長の講演である。
 
「有事法制について、国会議員の9割が賛成した、つまり国民の9割がこの法案に賛成したことになる」と前置きして、「自衛隊は軍隊ですが、憲法の制約があります。」、「私の人生を賭けて勝負しなければならないときは憲法を改憲するときです。私の政治家としての使命は、憲法を改正して、集団的自衛権を認めることです」。
 岡田幹事長とのイラク特措法案をめぐっての会談内容からでた「自衛隊」の解釈であるが、コメンテーターの竹村氏が、「有事法制」の9割を盾に、国民のほとんどが自衛隊を軍隊と考えている。イラクに派遣することに何ら躊躇いを感じていないのが現実である。政府よりも国民の方が先をいっている、暗に拉致問題での政府の対応を捻くった発言をしたのである。

さらに、岡田幹事長に対して、問題の項目を論っているようでは、政権担当党にはなれない、と釘をさす始末。想像して頂きたい、満面笑みの山崎幹事長、満面漂泊の岡田幹事長の様相である。残念なことに岡田幹事長からは何ら反論らしき発言がなかった。それは冷静に考えなくても、民主党自ら蒔いた種である。

さらに、尾ひれがつく、「日米同盟を基軸に考えないと政権を担う資格がない」と、そこで、岡田幹事長、若気の至りできっぱりと「我が党は日米同盟を基軸においている」と。ここまでくれば、野党も茶番劇。
 
これで終わりかと思えばそうではなかった。自民党の冗談だと捨て置いていた狂信的米国追随主義は、実は日本近代国家樹立の起源発想がなみなみと受け継がれていたことに驚かされる文言があった。山崎幹事長の言いたい放題。先日の日米首脳会談について、「首脳同士が二時間も誰も入れないで語っている。日米関係の強さを証明しているでしょう。日米関係が世界を動かすのです」。

これでお解かりのように、野党の役者連中ではとても自民党原理主義を覆す力量にないことが。 愛人問題で揺れているところにこの発言。誰の力をもってしても、更迭一つ出来ない野党に、政権云々とはおこがましいにも程がある。さすが千両役者と脱帽するしかないだろう。それを真顔で政権奪取を口にするのだからおめでたいにも程がある。

もう一つ言っておく、民主党の「この法案は喉元がつかえて通り難い」という決まり文句である。これは野中先生の常套句であって千両役者の台詞だ。民主党の若僧の言うセリフではない。
想像するまでもなく、子供が苦い薬を飲まされるのにオブラートが要る、欲しがる状況は救い難い。