中国農地 「百年の一度の大干魃」
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中国農地カラカラ、降水量5分の1 食料高騰や社会不安へ懸念も(2月5日産経新聞)
【上海=河崎真澄】5日付の上海紙「東方早報」によると、河南、山東、山西など10省を中心に、中国各地で昨年11月からまとまった降雨量がなく、農地での干魃(かんばつ)被害が広がっている。
農村部で少なくとも398万人、家畜195万頭の飲用水が不足する事態にもなっており、潅漑(かんがい)設備や人工降雨など、現段階で合計15億元(約200億円)の緊急支援策が検討されている。食料価格の高騰に加えて、カラカラに干上がった農村部の貧困や失業問題の拡大も懸念されている。
 
農業省の3日までの集計で、広い範囲で約958万ヘクタールの農地が干魃被害を受けている。なかでも200万ヘクタールに干魃が広がる河南省ではこの3カ月の平均降水量が11ミリと平年の5分の1しかなく、穀物作付面積の63%が影響を受けた。このため同省では5億5500万元を拠出して、農村と農民を緊急支援する方針だ。

金融危機の影響で、沿岸都市部で仕事を失った農村部からの出稼ぎ労働者約2000万人が内陸の出身地に帰ったとみられるが、干魃被害が深刻化すれば、暴動発生など社会不安が増幅する恐れもある。

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「宮崎正弘の国際ニュース・早読み」 平成21年2月9日(月曜日)

中国17省に百日も雨が降らない。小麦地帯75%に大被害
金融危機、経済不振の次に中国が直面する「百年の一度の大干魃」
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軍隊が出動している。豪州を襲っている山火事の騒ぎどころではない。
「中国空軍は当該空域に特殊な航空機を出動させ、化学弾2392,人口雨弾409発を発射、一部地域に降雨が観測された」(多維新聞網、2月9日)

干魃は08年10月から始まっていた。
穀倉地帯の河南省、河北省、安徽省、山東省などで雨がまったく降らず、この干魃は江西省、福建省にいたった。華北の小麦地帯だけですでに5000万ムーが被災した。被害は昨年華南を襲った大雪被害より甚大。
 
2月7日から干魃が緩和されてきたのは河南省、甘粛省、陝西省、山西省、湖北省、安徽省など。河南省の穀倉地帯の大部分には110日連続して降雨がない。内蒙古省から流れてくる黄河は干上がっている。 当局は当面の干魃対策手当に四億元を投じたが、これから被災地域の食料援助などに867億元、農業支援に100億元。合計で971億元(邦貨換算1兆3000億円に相当)の被害と見積もられている。
 
沿岸部の都会では既報のように田舎から舞い戻った2000万人の民工潮に職がなく、不穏な空気が溢れていて、暴動が予測されており、軍の移動が始まっている様子だ。
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