小沢引退説の現実に益々、冷静さを失う植草一秀氏

8月23日の植草一秀氏のブログタイトルは『対米隷属悪徳8人衆を糾弾する原口総務相正論』となっている。

「原口一博総務相は22日、佐賀市内での民主党佐賀県連の会合で党代表選に触れ、「民主主義の原点を踏み外した発言をすべきではない。推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ」と語った。検察審査会の議決を控えた小沢一郎前幹事長の立候補に、問題はないとの考えを示したものだ。

民主党代表選をめぐっての鍔迫り合いが加速するなか、ますます最後の足掻きで小沢信者達はエキサイトしている。なかでも植草一秀氏は、小沢復権をかけて最後の追い込みに余念がない。しかし、その形相は常人をやや超えているようだ。

というのは、小沢出馬説に異議を唱えた岡田外相発言に対して、原口総務相が「推定無罪の原則が民主主義の鉄則だ」と、問題にならないと一蹴したことに対し、直ぐさま岡田氏は、「岡田外相、原口総務相の「推定無罪」発言に反論」した。つまり、原口総務相発言は正論であると岡田外相を糾弾しているのだ。

 【バンコク=石川有希子】岡田外相は23日、民主党代表選に、政治資金規正法違反事件で検察審査会が審査中の小沢一郎前幹事長が出馬することの是非について「推定無罪は法律の問題だ。政治倫理の問題でどうなのか、次元の違う話だ」と述べ、望ましくないとの考えを改めて強調した。

確かに、岡田外相の発言には、危なっかしい表現がただ有るにはある。しかし、今回の『次元の違う話だ』というのは、法律畑出身にしては適切な表現になっている。

政治は、権力志向欲の塊連中とその時の感情を一票にしている国民の気分で成り立っているのだ。どちらもどちらだという議論上で危なっかしい展開が日々繰り返されている。従って、然程、信頼できない「政治倫理」という言葉も出てくる訳だ。そうでもしなければ、社会が治まりつかないからだ。従って、この場合、『次元の違う話だ』ということもいきてくるのだ。

植草氏も現在の若者文化の一つであるマンガ本のようなタイトル「対米隷属悪徳8人衆」などと煽らずに、もっと状況判断が容易にできる内容の説得力あるブログにしてはどうだろうか。ランキング3位は素晴らしいが、その倍のアクセスがある1位の三橋貴明氏の社会という基盤の蓋を開ければその支持率は先刻承知のところだった。ネット社会を侮るつもりはさらさらないが、『次元の違う話だ』に対する視野も養っておく必要は十分にある。